アンケート調査で明らかになる、会社員のリアルな声
当社では、ミルトーク様のアンケート調査を活用し、普段は聞くことができないテーマについて、従業員の皆様から直接コメントをいただいています。これにより、経営者が抱える課題と、現場で働く従業員が感じる現実とのギャップを、より深く理解する機会を提供しています。従業員の声を直接反映させることで、企業の成長と改善につながる「生の意見」をお届けすることを目指しています。
ミルトークとは
ミルトークは、株式会社マクロミルが運営するWebサービスで、ユーザー同士がまるでコミュニティサイトのように自由に意見交換できる場を提供します。掲示板に意見や情報を投稿することで、幅広い視点やアイデアが集まり、企業にとっても貴重なフィードバックの源となります。さらに、企業側は掲示板を通じて商品やサービスに対する意見や要望を集め、気になるユーザーと直接対話することが可能です。
生の声を集める理由
私たちがアンケート調査を通じて多様な意見や視点を集める理由は、それが特定の問題やテーマをより深く、幅広く理解するための鍵となるからです。異なるバックグラウンドや経験を持つ人々の「生の声」は、それぞれの視点や考え方を反映しており、思いもよらない新たな発見や洞察をもたらします。例えば、同じ課題に対しても、異なる立場や状況にある人々が抱く思いは様々です。こうした多角的な見解を集めることで、企業や組織はより包括的で実効性のある意思決定を行うことができるのです。生の声を大切にすることは、新しい価値を創造し、未来の方向性を導き出すための重要なステップであると私たちは考えています。
直接のフィードバック
顧客やユーザーからの直接のフィードバックを得ることは、彼らが本当に求めているものや、どの点に不満を感じているかを的確に把握するための最も有効な手段です。このリアルな声に耳を傾けることで、私たちは製品やサービスをより一層改善し、顧客の期待に応えることができます。その結果、顧客満足度の向上はもちろんのこと、長期的な信頼関係の構築にもつながります。
さらに、顧客の声を反映させた製品やサービスは、利用者にとってより価値のあるものとなり、企業としての信頼性も高まります。ユーザーのフィードバックを活用し、継続的な改善を行うことで、私たちは常に進化し続け、顧客一人ひとりの期待を超える体験を提供することができるのです。
新たな機会創出
アンケートを通じて、新たな発見が生まれることは少なくありません。定量データだけでは見逃されてしまうような細かな問題点や、新しいアイデアが、自由回答やインタビューの中で明らかになることが多々あります。これにより、私たちは従来の視点では見えなかった改善点を発見することができ、また、思いもよらないビジネスチャンスや革新のヒントを得ることができます。
新たな発見は、時として企業の成長を大きく飛躍させる要因にもなります。アンケートから得られる多様な声を集約し、それを丁寧に分析することで、従来の枠組みを超えた解決策が見つかることもあります。こうした洞察は、今後の方向性を決定づける貴重な資産であり、競争優位性を確立するための基盤となるのです。アンケートを通じて得られる「新たな気づき」は、企業の未来を切り拓く鍵と言えるでしょう。
会社の業務対しての不満について調査
私たちは、20代から60代の会社員100名を対象に、「あなたの会社の業務に対して不満があれば教えてください」というアンケートを実施しました。その結果、数多くの率直な意見が寄せられました。
特に目立ったのは、「人間関係が悪い」「何もかもが不満」「人員配置に問題がある」「同僚の対応が不満」といった声です。社内アンケートでは、身元が特定されることを恐れて率直な意見を控える傾向が多く見られます。そのため、今回は外部からの意見を集める形で、本音に迫る結果を得ることができました。
「まさかそんな結果が出るなんて」と思われる経営者や管理者の方々には、少々耳の痛い話かもしれませんが、これはまさに実際に働く社員たちの「生の声」です。この結果を単なる批判と受け取るのではなく、企業の改善と成長のための貴重なフィードバックとして受け止めていただければ幸いです。
社員が突然離職したように見えても、実際には、彼らは一定の期間、会社での不満やストレスに耐え、最も適したタイミングを見計らって離職を決断していることが多いと考えられます。離職の決断は、単なる衝動的なものではなく、通常は慎重に計画されたものです。社員は、自分にとって最も有利な時期を選び、その時期に備えて準備を進めています。
例えば、次の転職先が確定してから、ボーナスの支給を待ってから、あるいは家族や個人的な事情が整うまで、といった具体的な状況を考慮した上で、最も効果的なタイミングを見つけて会社を去るのです。このように、突然の離職には見えない背景やプロセスがあり、社員が最善の選択をするために多くのことを考え抜いた結果であると言えるでしょう。
社員が定着しない理由・・・
今回のアンケート調査では、上司の理不尽な対応や同僚へのエコ贔屓といった問題が浮き彫りになりました。これらは、見る人の目線や会社に対する意識による部分もあるかもしれませんが、実際に「不公平だ」と感じている社員も少なくありません。
社員の役職や立場の違いによって、物事の見え方や感じ方には大きな差があります。しかし、もしも人材エージェントへの依頼や採用活動に高額な費用をかけているのであれば、その前に会社の改善点を見直し、従業員が「居心地が良い」と感じられる職場環境を作ることも有効な対策ではないでしょうか?従業員の定着率を高めるには、現場の声に耳を傾け、公平で働きやすい環境を提供することが不可欠です。
本末転倒な回答も・・・
叱咤激励のつもりで、経営者や管理職が朝の朝礼から叱責や指摘・評価をする会社も多いようですが、上記グラフにも記載がありますが、会議や朝礼が長いなどの意見も多くみられました。朝からモチベーションを下げてしまう行為になっている事例も多いとアンケートの結果として現れています。
決起集会も仇に・・・
朝から経営会議や営業対策会議など昭和の時代であれば当たり前の光景でしたが、令和で同じような事をしてしまうと、アンケートの回答でもありましたが、「昭和臭い」「パワハラ」と感じる方が多いようです。人材系コンサルティング会社でも、クライアントには働き方改革を提唱しながら、朝7時半から会議、夜の20時から会議と、少し時代と逆行している会社も少なくはありません。
会社の良い点のアンケート回答
会社の良い点をアンケートしてみると実は意外な結果が判明しました。
一番の驚きは残業がない事に利点を感じている方が多く、未だにみなし残業や未払い残業を発生させている企業様は改善をされた方が良いと思います「ここポイント!」です。
まとめ
立場により、思考や行動感じ方は千差万別ですが、残業や休日出勤をしたくない傾向は非常に高く、次に多いのは上司による決断が遅い点が挙げられてます。また朝礼が長い点に関しては、デメリットしか無いとの回答でしたので、社員に対し伝え方の方法を変える事をお勧めします。
会社の不満の中で、無駄があると感じた方に関しては、会社側としては従業員が無駄と感じた事に対しいち早くキャッチアップすることで、改善への対処が見えてくると思います。離職率・生産効率を上げるには、意外とこの辺りを見直し気持ちよく働いてもらう事で、生産効率が上がるのではないでしょうか?
一方会社の良い点では、会社の雰囲気が良いと回答した意見もある程度多く、会社の風通しが良いのだと推測できる結果でした。
中小企業の経営者様は、今回のアンケート調査をベースに社内でどこに注力して行けば風通しが良くなるのか?何が従業員に取ってデメリットなのかを考えるヒントになればと考えます。
人材エージェントが悪いわけではありませんが、離職して慌ててエージェントを利用して高額な費用を払うのであれば、その費用を社員が喜ぶ福利厚生や環境の改善に取り組むと改善されるのでは無いでしょうか?
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