アンケート調査で明らかになる、会社員のリアルな声
会社員のリアルな職場の不満とは?
私たちは、マクロミルが提供する「ミルトーク」を活用し、会社員100人の声をもとに職場の課題や改善点を明らかにしました。本記事では、経営者や人事担当者が見落としがちな“現場の本音”を掘り下げ、職場環境の改善や従業員満足度向上のヒントをお届けします。
ミルトークとは
ミルトークは、株式会社マクロミルが運営するWebサービスで、ユーザー同士がまるでコミュニティサイトのように自由に意見交換できる場を提供します。掲示板に意見や情報を投稿することで、幅広い視点やアイデアが集まり、企業にとっても貴重なフィードバックの源となります。さらに、企業側は掲示板を通じて商品やサービスに対する意見や要望を集め、気になるユーザーと直接対話することが可能です。
■ アンケートを通じて見える「現場の声」とは
私たちは、普段なかなか聞くことのできない従業員の本音を可視化するため、アンケート調査を実施しています。特に、職場の不満や働き方への疑問など、現場ならではの視点から寄せられる意見は、経営陣と従業員の間にある“認識のギャップ”を浮き彫りにします。こうした「生の声」は、企業の成長に欠かせない重要な示唆をもたらします。
■ ミルトークとは?企業とユーザーをつなぐ対話型プラットフォーム
「ミルトーク」は、株式会社マクロミルが提供する意見収集サービスです。企業が掲示板形式で質問を投稿し、ユーザーが自由に意見を寄せることで、リアルタイムなフィードバックが得られます。商品開発やサービス改善のヒントを得る手段として、多くの企業が活用しています。
■ 生の声がもたらす気づきと価値
アンケート調査を通じて得られる自由回答は、定量的な数字では見えない課題を浮かび上がらせます。例えば、同じ問題でも立場や部署によって感じ方が異なるように、多様な背景を持つ従業員の意見からは、新たな視点や改善の糸口が見つかります。
■ 顧客や従業員のフィードバックをどう活かすか
直接的なフィードバックは、サービス改善や商品開発の鍵となります。リアルな声をもとに改善を重ねることで、顧客満足度や従業員エンゲージメントの向上、そして企業ブランドの信頼性強化につながります。実際のコメントを活用した改善事例の紹介なども、今後の検討材料になります。
■ アンケートから得られる「未来へのヒント」
自由回答の中には、既存の枠にとらわれない発想や、潜在的な課題が隠れていることも。そうした洞察は、企業が進むべき方向性を考えるうえでの貴重な資源になります。多様な意見を吸収し、変化に強い組織を作るためにも、定期的な調査と分析の継続が欠かせません。
会社の業務対しての不満について調査

私たちは、20代から60代の会社員100名を対象に、「あなたの会社の業務に対して不満があれば教えてください」というアンケートを実施しました。その結果、数多くの率直な意見が寄せられました。
特に目立ったのは、「人間関係が悪い」「何もかもが不満」「人員配置に問題がある」「同僚の対応が不満」といった声です。社内アンケートでは、身元が特定されることを恐れて率直な意見を控える傾向が多く見られます。そのため、今回は外部からの意見を集める形で、本音に迫る結果を得ることができました。
「まさかそんな結果が出るなんて」と思われる経営者や管理者の方々には、少々耳の痛い話かもしれませんが、これはまさに実際に働く社員たちの「生の声」です。この結果を単なる批判と受け取るのではなく、企業の改善と成長のための貴重なフィードバックとして受け止めていただければ幸いです。

社員が突然離職したように見えても、実際には、彼らは一定の期間、会社での不満やストレスに耐え、最も適したタイミングを見計らって離職を決断していることが多いと考えられます。離職の決断は、単なる衝動的なものではなく、通常は慎重に計画されたものです。社員は、自分にとって最も有利な時期を選び、その時期に備えて準備を進めています。
例えば、次の転職先が確定してから、ボーナスの支給を待ってから、あるいは家族や個人的な事情が整うまで、といった具体的な状況を考慮した上で、最も効果的なタイミングを見つけて会社を去るのです。このように、突然の離職には見えない背景やプロセスがあり、社員が最善の選択をするために多くのことを考え抜いた結果であると言えるでしょう。
社員が定着しない理由・・・
今回のアンケート調査では、上司の理不尽な対応や同僚へのエコ贔屓といった問題が浮き彫りになりました。これらは、見る人の目線や会社に対する意識による部分もあるかもしれませんが、実際に「不公平だ」と感じている社員も少なくありません。
社員の役職や立場の違いによって、物事の見え方や感じ方には大きな差があります。しかし、もしも人材エージェントへの依頼や採用活動に高額な費用をかけているのであれば、その前に会社の改善点を見直し、従業員が「居心地が良い」と感じられる職場環境を作ることも有効な対策ではないでしょうか?従業員の定着率を高めるには、現場の声に耳を傾け、公平で働きやすい環境を提供することが不可欠です。

本末転倒な回答も・・・
叱咤激励のつもりで、経営者や管理職が朝の朝礼から叱責や指摘・評価をする会社も多いようですが、上記グラフにも記載がありますが、会議や朝礼が長いなどの意見も多くみられました。朝からモチベーションを下げてしまう行為になっている事例も多いとアンケートの結果として現れています。
決起集会も仇に・・・
朝から経営会議や営業対策会議など昭和の時代であれば当たり前の光景でしたが、令和で同じような事をしてしまうと、アンケートの回答でもありましたが、「昭和臭い」「パワハラ」と感じる方が多いようです。人材系コンサルティング会社でも、クライアントには働き方改革を提唱しながら、朝7時半から会議、夜の20時から会議と、少し時代と逆行している会社も少なくはありません。
会社の良い点のアンケート回答

会社の良い点をアンケートしてみると実は意外な結果が判明しました。
一番の驚きは残業がない事に利点を感じている方が多く、未だにみなし残業や未払い残業を発生させている企業様は改善をされた方が良いと思います「ここポイント!」です。
まとめ
立場により、思考や行動感じ方は千差万別ですが、残業や休日出勤をしたくない傾向は非常に高く、次に多いのは上司による決断が遅い点が挙げられてます。また朝礼が長い点に関しては、デメリットしか無いとの回答でしたので、社員に対し伝え方の方法を変える事をお勧めします。
会社の不満の中で、無駄があると感じた方に関しては、会社側としては従業員が無駄と感じた事に対しいち早くキャッチアップすることで、改善への対処が見えてくると思います。離職率・生産効率を上げるには、意外とこの辺りを見直し気持ちよく働いてもらう事で、生産効率が上がるのではないでしょうか?
一方会社の良い点では、会社の雰囲気が良いと回答した意見もある程度多く、会社の風通しが良いのだと推測できる結果でした。
中小企業の経営者様は、今回のアンケート調査をベースに社内でどこに注力して行けば風通しが良くなるのか?何が従業員に取ってデメリットなのかを考えるヒントになればと考えます。
人材エージェントが悪いわけではありませんが、離職して慌ててエージェントを利用して高額な費用を払うのであれば、その費用を社員が喜ぶ福利厚生や環境の改善に取り組むと改善されるのでは無いでしょうか?
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